入眠前のシンプリスト

不眠症のシンプリストが眠る前に綴る、日々の小さな幸せのお話です。

シンプリストのスキンケア

ミニマリストのスキンケアでは

洗顔後にワセリンのみ、がメジャーだと思います。

医学的にも合理的ですし、やってみると

それまで使っていたあれこれ無しでも

全く困らないことがすぐ分かるので

スキンケア用品ほど、断捨離が容易なモノは

ないかもしれません。

私もワセリン一本の生活を送ってみて

コスメマニアと呼ばれていた(ついでに言えば

某化粧品ブランドの社員でもあった)日々が嘘のように

清々しくなった洗面台の棚に、感動しました。


が、外部刺激を抑えて保湿オンリーだけした肌は

私にとっては「キレイな肌」にはならなかったのです。

自然にあるがままの私の肌が持つポテンシャルが

そんなもん、てことなんでしょうが

トラブルは何もないのに美肌ではないという、悲しさ…。

シミしわたるみと並ぶ肌の加齢現象、ひ薄化で

光を反射する層が貧弱になってるせいか

透明感やツヤといった清潔感をもたらすものが

感じにくい状態なのかも知れません。


結局、わずかながらも抵抗を試みて

ワセリン前にビタミンC誘導体かルミキシルの

美容液を塗るようになりました。

塗らないよりは、肌の淀みが少なく

しばらくはこれで行こうと思っています。


いま、美容で1番気にしているのは清潔感です。

高齢者のケアをする機会が増えて学んだのは

人間が老いるということは

若いうちは、当然に備わっていた

清潔感を為すもの、例えば

澄んだ白目や肌に歯、ツヤのある髪が

どんどん変容していくことだということです。

それは、実際の衛生度合いや美醜とは別のところの話であり

別に抗うことも嫌悪することもない、自然な変化です。

ただ、個人的には心身や環境が許す限り

私が周囲に与える姿が、目に心地いい

健康的な明るさや美しさを持つもので

ありたいなあと思っているのです。

家族や子供という形で、社会に何かを

提供することはない身ですが

社会と僅かにでも関わるとき

視界をよぎる景色の一片として

出来るだけ不快感が少ない

叶うなら目に心地良いものでありたいなと…。

独り者は、周囲の目がないことで

不快な姿・振る舞いに自分だけ

気づいていないのでは?という

危機感や不安感が、強いのかも知れません。


ちなみに私には、昔からお風呂は月一で

洗濯は年に数回(=実家に帰って

お母さんに洗って貰ったとき…)な、年の離れた兄がいます。

電車やバスで居合わせた方々に、

不快な思いをさせてしまった場面を

しばしば見てきたので、自戒の念は相当強いのです。


お肌というのは、健康的な明るさや

幸せ感を示すものとして

大事に考えています。

理想は、タイやラオス料理屋の

ぴちぴち肌で元気なお母さんです!